太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 PATA本部と支部の関係強化策(PATA Chapters Integration Plan)

更新日:2023年03月06日


PATA済州島総会において開催されたPATA本部理事会において「PATA本部・支部関係強化策3ヵ年計画:A three-year Chapters Integration Plan」が承認されました。これは、2004年から2007年までの3年間の間にPATAの支部会員を増やし、現在70ある世界中のPATA支部間同士の関係及びPATA本部と支部間の関係強化を図ろうというものです。本プランの実施過程においては、来年2005年のマカオ総会までに以下の基準(1991年基準)を満たすことが前提となっており、PATA非会員は、その基準を満たしている支部であれば「PATA支部会員」として認められるというものです。

  • 支部会長及び副会長はPATA本部メンバーであること
  • 支部会員のうち最低10会員はPATA本部メンバーであること
  • 最新の会員名簿及び支部会議の議事録をPATA本部に提出すること

今後、このプランにより、2007年までには全ての支部会員がPATA本部会員になることを計画しています。また、PATA本部は、「リテール・トラベル・エージェント」という新しい会員カテゴリーを設け、より多くの支部会員獲得に努める予定です。
40年前から世界中に広がってきたPATA支部の強力なネットワークにより、PATAは現在のような環太平洋圏の旅行業界において最も影響力のある組織となることができたと同時に、多くの政府観光局や旅行業界の会員がヨーロッパや米国におけるマーケティング・ツールとしてPATAを活用してきました。そして90年代に至っては、通信技術やビジネスのやり方で多くの新しい局面を迎え、PATAのウェブサイトが大いに活用されております。そのような状況の中で、PATA支部のあり方も変わってきており、支部会員へのメリットを真剣に考えなければならない状況に来ております。PATA本来の理念というフレームワークの中ではもとより、独自の地域性というものも考えなければなりません。これこそが支部にとって難しい課題です。今まで、日本支部とPATA本部や他支部間との関係が希薄になってきておりましたが、今後はより深い関係で、様々な事業の展開が期待されております。なお、本件については、別途詳細を説明・議論する機会を予定しております。