太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 PATAトラベルマート、過去最大規模で開催:日本ブース出展報告

更新日:2023年03月13日


 「PATAトラベルマート2004」が去る9月22日から24日まで、タイ・バンコクのクイーン・シリキット・ナショナル・コンベンションセンターで、ソンタヤ・タイ王国観光スポーツ振興大臣を迎え盛大に開催されました。27回目となる今回は、会期中45カ国から345人のバイヤーと、太平洋アジア地域37カ国から702人のサプライヤー(342社・団体)が参加しました。また世界各国から171ものメディアの参加もありました。昨年のシンガポールでの開催を、参加者数で70%、規模では54%上回り、01年以降低迷を続けている観光産業を一日も早く復活させたいというバイヤーとサプライヤー双方の強い意思が、今回の開催を名実共に過去最大規模で実現させたと言えそうです。
 一方、PATA日本支部は、今回、「Visit Japanキャンペーン」にちなんで、同トラベルマート内に、初めて「ジャパン・ツーリズム」と銘打った2ブースを出展。同ブースでは、日本ホテル協会の岩佐英美子氏を筆頭に、日本航空の最賀和明氏、全日本空輸の宮城嶋行平氏、パレスホテルの柳原芙美氏が日本支部を代表して各国バイヤーを相手に日本を売り込む積極的なセールス活動を行って頂きました。また、トラベルマートに参加できなかった会員各社のパンフレットの配布も行って頂きました。

 今回、本「ジャパン・ブース」の出展に際しては、国際観光振興会及びビジット・ジャパン・キャンペーン事務局より資料提供や運営準備等に関する多大なるご協力を頂いた他、全日本空輸からは特別割引航空券のご提供も頂きました。なお、今回の「ジャパン・ブース」は、世界45ヶ国以上から参加する本イベントに日本のプレゼンスが無いのはおかしいとして、PATA本部のご好意により無料で提供頂きました。今後、わが国への観光客誘致を更に促進するためには、このような国際イベントを有効に活用し、他国のように官民一体となった誘致活動を推進するための恒常的かつ実質的な陣容の整備と、その活動のための予算確保が課題との声も聞かれました。