太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 PATAトラベルマート2005(クアラルンプール)報告

更新日:2023年03月03日


第28回を迎えたPATAトラベルマートが、今年の9月27日(火)から29日(金)までマレーシアのクアラルンプールにて開催されました。昨年に引き続き、本年も「ジャパン・ブース:Japan Tourism Booth」を出展・運営いたしました。
今回は、JNTOから多大なるご協力を得て、配布物、展示ポスターをご提供頂いた他、職員も2名派遣頂きました。概要は以下の通りです。

  • 参加セラー:37カ国・704セラー(307社/団体)
  • 参加バイヤー:54カ国、375バイヤー(339社/団体)
    (2004年は33カ国から213のセラー、46カ国から190のバイヤーが参加)
  • 取材メディア:世界各国から27カ国から97媒体、134名
  • 平均商談数: 42商談(2004年は38商談)
  • ワークショップ:ロシア、中国、インドにおける今後のアウトバウンドの動向に関するワークショップを併催。
  • ジャパン・ツーリズム・ブース
  • JALに提供されたスポンサー用ブース(1ブース)を活用し、JNTO、PATA日本支部会員による「ジャパン・ツーリズム・ブース」を運営。
  • 参加要員
    -JAL 最賀氏(日本支部理事)
    -JNTO 青島職員、辻職員(BKKから派遣)
    -JATA 米谷業務部長、榊原氏
    -(株)ニューオータニは、自社のブースを運営。高橋宿泊料飲部長が参加。
  • 配布資料
    -日本支部会員名簿(500部)
    -日本支部会員に資料配布案内を送付、希望会員の資料を配布(1社50部)
    -JNTOパンフレット(3種、150部)・VJCパンフレット  

  • ホテルニューオータニ 参加コメント
    今回PATA日本支部からPATAトラベルマートにご参加されたホテルニューオータニ大阪 高橋宿泊部長より以下のようなコメントを頂きましたので、要約を掲載いたします。
  • ホテルニューオータニとしては、東京、大阪の合同でブースを設営。今回のトラベルマートは、バイヤーの数も質も格段に良かった。最も良かった点はアポイントをもらった全員が時間通り現れ、ノーショーが一つもなかった点。会期中全部で40件の商談をこなすことができ、内容も濃かった。難を言えば、アポイントが15分というのが短すぎた。
  • 各国のバイヤーとの話のなかで、それぞれのマーケット状況が良く理解でき、大変参考になった。特に、中東(UAE)、ロシア、インドのアウトバウンドの動きは物凄いものがあり、ランドオペレターが分からないので、どこか推薦して欲しいと言われることもあった。一方、アジア圏(特に中国)は、観光にかける情熱がすさまじく、まさにこれから更に増加するよう予感を強く感じた。
  • 会期後、現地であったエージェントからの引き合いもあり効果を実感できた。参加することによって直接的なビジネスに近づけるのがPATAトラベルマートの良さであり、それゆえ高い評価を得ているのだと確信できた。
  • 今回、日本の民間企業からはニューオータニだけであったが、日本支部会員が大挙して参加すればかなりのインパクトがあるし、それだけ人を引き付けることができると感じた。日本マーケットに関する質問も多数受けたので、「日本」に対する関心は依然、大きなものがあると実感した。一方、日本への渡航の際の言語(コミュニケーション)や費用に対する不安を少なからず解決する必要があるのも事実であると感じた。

上記ご意見及び全体の報告を踏まえ、10月20日(木)に日本支部理事会を開催、来年のトラベルマート(9/12-9/15, 香港)に対する国土交通省の協力、参画に向けての討議が行われました。また、日本支部会員増強に向けて、旅行業界でPATAの存在(知名度)を上げる努力の一環として、国土交通省、VJC等の協力をもとに観光セミナー等を積極的に実施することとなりました。セミナー内容については、決定次第お伝えいたします。(来年早々に開催予定。)