太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 PATA観光セミナー、開催報告

更新日:2023年03月02日


2008年3月5日(水)、「PATA観光セミナー」がANA本社(汐留シティセンター33F)において開催され、52名の方にご参加いただきました。今回は、国土交通省大臣官房 総合観光政策審議官の本保芳明様をお迎えし「我が国の観光政策について」という講演を頂いた他、「ビジット・ワールド・キャンペーン」に関する説明も行なわれました。また、懇親会終了後には、汐留シティセンターのライオンにて懇親会も開催され、多くの方が情報交換をされていました。今回、ご協力を頂きました全日空様、JATA様をはじめとする会員の皆様に心より御礼を申し上げます。

 

観光庁は成果主義に基づく組織に国交省本保審議官、人事にもメス

国土交通省の本保芳明総合観光政策審議官は2008年3月5日、PATA(アジア太平洋観光協会)日本支部が主催した観光セミナーで、10月の設置を目指し準備を進める観光庁について、「成果主義の観念に基づいた組織にしなければ成功できない。目標を継続可能な体制にしたい」と意欲を示した。  まずは「人事」にメスを入れる意向で、2年のスパンで異動することが多い従来の仕組みを変え、より長い期間で業務に取り組めるようにする。さらに新しい視点を持った人を採用するため、民間企業や自治体からの人材集めに注力。当初予定していた103人より多い120人を確保できる見通しという。  08年は観光振興に携わる「人材育成」も積極的に行う考え。4月1日からは観光や街づくりに関する相談を受け付ける窓口を省内と運輸局内に設置。行政側の育成のみにかかわらず、自治体の観光従事者の教育にも努める。 また、産学官が共同で取り組む人材育成の一環として開く産学官連携検討会議では、3月13日の第3回会議から形式を変更。旅行業関連のキーマンに参加を呼びかけ、意見交換を行う場を設けることで、より実践的な情報を得やすくした。その結果、大学関係者の参加が増え、約4倍の160人が参加する見通しだ。