太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 PATAトラベルマート2009(中国・杭州)報告

更新日:2023年03月02日


第32回目を数えるPATAトラベルマート(PTM)が、9月22日(火)~25日(金)まで、中国の杭州にある杭州世界貿易センターにて開催されました。今年もオフィシャル・スポンサーとして日本航空に提供された2コマのブースを活用させて頂き、「ジャパン・ツーリズム・ブース」を運営してまいりました。世界同時不況やインフルエンザの影響などもあってか、参加者総数は若干減少したものの、世界各国からのバイヤーは昨年の36ヵ国から大きく増え、51ヵ国にも上りました。
PATAトラベルマートの詳細は、以下の通りです。

  • バイヤー総数:305機関・社(参加国数:51カ国)
  • セラー総数 :284機関・社(参加国数:38カ国)
  • 参加者総数 :1200名
  • 日本からの自社ブース運営参加者
    ●トップツアー(株)  ●(株)ニューオータニ
  •  
  • 日本からのバイヤー参加者
    ●JHC株式会社      ●(株)アップルワールド
    ●アルバックストラベル  ●アセアン・リゾート・ネット
  •  
  • ジャパン・ツーリズム・ブースにおけるアテンド要員
    ●(株)インクルード代表 リック・ボーゲル(ボランティア)
    ● PATA日本支部事務局長 古関 孝子
    ● JAL杭州支店スタッフ、空港スタッフ(連日2名アテンド)
  •  
  • 日本ブースにおける「パンフレット配布代行サービス」参加会員(順不同・敬称略)
    ●IHG・ANAホテルズグループジャパン       ●オークラホテル&リゾート 
    ●帝国ホテル              ●リーガロイヤルホテル  
    ●富士屋ホテル             ●(株)オリエンタルランド
    ●(社)日本ホテル協会           ●(社)国際観光旅館連
  •  
  • 特別協力
    ●日本航空インターナショナル(ブースの提供/杭州支店スタッフの派遣など)
    ●日本政府観光局(JNTO)(ポスター、配布物などの資料提供)

<所感>
「ジャパン・ツーリズム・ブース」として今回で5回目の参加となったトラベルマートでした。会員の皆様の資料、日本支部会員名簿、JNTOからご提供頂いた中文・英文の観光情報誌、地図などを団ボール20箱分用意していましたが、その殆どを来場者に配布することができ、日本の観光宣伝という役割の一環を担えたと思っております。中国のバイヤーだけではなく、ヨーロッパ、中東、インド、ロシアなど、様々な国からのバイヤーが日本に関する情報を真剣に求めているというのが事実です。
特に目立ったのは、「ラクジュアリー層」を顧客として抱えるバイヤーが多く、お金はいくらでも出すのでユニークなツアーや、リムジンでの空港送迎など特別のサービスを提供してくれるホテルを紹介して欲しいというものでした。世界同時不況とは言え、富裕層の訪日観光旅行者は確実に多く存在しているようです。それと同時に、日本のツアーオペレターター、特にFIT手配業者を紹介して欲しいという相談が増えていました。こうした方は、大手の旅行会社よりも、コンシェルジェ・サービス的な小回りと融通のきくパートナーを探している様子でした。今後、日本のインバウンド市場拡大の観点からは、オペレーターに関する情報ネットワークをどのように構築していくかが大きな課題となると思われます。
なお、今回のトラベルマートに参加したバイヤーの詳細なリストを含む「e- Directory」をご希望の方は、事務局までご連絡下さい。(すでに、ブロシュアー配布参加の会員の方にはお送りしております。)
来年のPATAトラベルマートはマカオ、そして2011年にはドバイでの開催が予定されています。