太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 日本支部理事会報告

更新日:2023年03月02日


2010年10月26日(火)に、全日空会議室にておいて本年度第二回目の日本支部理事会を開催いたしました。主な決議事項は以下の通りです。

(1)関西圏におけるPATA日本支部イベントの実施
関西圏(大阪・京都)における会員獲得、連携強化を目的に、セミナー及び懇親会を実施することが採択された。セミナー内容は、銀聯カード日本マーケット担当者による講演を予定。(銀聯カードは、PATA Premier Memberとして入会を検討中で、今後も中国旅行マーケットに関する情報提供を含め協力を要請中。)実施は、当初来年1月を予定していたが、4月以降、来年度事業として開催することとなった。なお、関西支局は1999年までは約40社・団体がPATA日本支部関西支局会員として加盟していたが、現在関西圏の会員は5社のみとなっている。

(2)中国からの訪日旅行の現状と展望に関する意見交換
理事会に先立ち開催された中連協のセミナーの報告を踏まえ、中国からの訪日旅行に関する意見交換がなされた。 尖閣諸島問題以降、今後も流動的な状況が続くと考えられるが、中国マーケットだけに限らず、欧  
米も含めた各国のマーケットに対し、公平に、日本の観光メッセージを発信していくことの必要性が確認された。また、各理事メンバーから、現状及び被害状況に関する報告があったが、中国マーケットの落ち込みの他にも、『円高』の問題が大きいという報告が多数あった。
このニュースに対しては、観光庁及びJNTOとも協議の上、『日本はいつでも中国からの訪日旅行者を歓迎します』という趣旨のコメントを投稿、PATA本部に対して掲載をお願いし、掲載されました。

 (3) 新規会員獲得常設委員会
PATA日本支部の強化を目的に、新規会員を募る為の常設委員会が設置された。
必要に応じ常設委員会を開催し、候補会員の選定や可能性などにつき情報交換や協議を行うと同時に、今後は、観光庁のPATA入会も視野に入れながら、旅行会社、ホテルを中心にメンバー増強を図っていきたい。本常設委員会は、今年度だけの活動に限らず、中長期的にメンバーの増強を図っていくこととする。なお、常設委員会メンバーは以下の通りで、第一回目委員会が11月26日(金)帝国ホテルで開催された。
<常設委員会メンバー>
足立 成雄(日本支部会長・トップツアー(株)経営企画部 インバウンド事業推進部長) 
米村 道章(日本支部理事・東日観光株式会社 代表取締役社長)
高橋 修造(日本支部理事・ホテルニューオータニ大阪総支配人室長)
定保 英弥(日本支部理事・帝国ホテル取締役常務執行役員東京総支配人)
古関 孝子(PATA日本支部事務局長)