太平洋アジア観光協会(PATA)日本支部 PATA世界支部会議・理事会報告

更新日:2023年03月01日


PATAトラベルマート開催中の9月9日(金)には、PATA世界支部会議(PATA Global Chapters Meeting)が開催され、世界各国の支部18支部から40名が出席、日本支部も出席し、冒頭の30分では日本の観光復興に関する「Japan Update」と題するプレゼンテーションを行いました。
(プレゼンテーション資料)
質疑応答では、放射能の被害に関する具体的な質問が寄せられた他、欧米の参加者からは、日本だけではなく、アジア全体が放射能汚染の危険があるというイメージもあり、アジアへの渡航を控える旅行者が増えているというシビアな意見も聞かれました。こうした風評被害には、地道に、そして頻繁に世界に対して情報を伝えていく必要があると感じました。

また、その他の議論として、支部同士のネットワークの強化についての討議が行われ、PATA域内の2ウェイ・ツーリズムの促進を中心に、連携を強めていくことが確認されました。

続く9月11日(日)には、PATA本部理事会が開催され、日本からはリック・ボーゲル氏(株式会社インクルード)が出席、10月30日から就任が予定されている新CEOの発表、今後のPATA本部の組織改革、中間会計報告などの審議・承認が行われました。理事会席上、PATAニューイングランド支部(ボストン)会長から PATA日本支部への追加義捐金の譲渡が発表され、US$5,000の小切手が手渡されました。本使途については、PATAニューイングランド支部との交流事業などを通じて、日本の観光復興に少しでも役立てて頂きたい旨要望が寄せられました。アメリカ本国も景気後退の真っただ中、こうした温かい支援に感謝すると同時に、今後、日本支部とアメリカ支部との連携を強めていく良いきっかけにしたいと思います。