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更新日:2024年06月25日
国民が旅行をはじめ休暇活動を楽しむ機会を拡大し、豊かでゆとりのある生活を実現するために祝日三連休化(ハッピーマンデー)は設けられました。制度導入後10余年を経て広く国民の皆様に支持され定着している一方で、三連休化に該当する祝日の本来の意義への理解が薄れている懸念もございます。
つきましては、下記の「国民の祝日に関する法律」並びに内閣府の解説をもとに日本の祝日の意義について深く理解するとともに、継承されてきた素晴らしい伝統と文化についても再認識していただきますようお願い申し上げます。
おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
成人の日は、昭和23年の祝日法制定当初から設けられている国民の祝日です。 成人の日を設けた趣旨は、特に次の時代の人々に強い希望をかけているからとされています。戦後、子供が大人になったという自覚を持つけじめの日がなくなったことから、かつての元服などの精神を生かして、青年が国家社会のため、さらには世界人類のために尽くそうとする自覚を持ってもらいたいということが、成人の日のねらいとなっています。
海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
海の日は、平成7年の祝日法改正(平成8年から施行)により設けられた国民の祝日です。 我が国は、四面を海に囲まれ、世界でも最も海の恩恵を受ける国の一つであることは、国民のだれもが承知しているところです。我々は、古くから海に生活の多くを依存するとともに、海を交通の手段に活用して文化等の交流を図り、海と親しみながら今日の日本を築き上げてきました。地球上の70%を占めている海は、まさに、我々にとって母なる海なのです。
さらに、海の環境を保全すること、海洋資源の開発は、人類のさらなる発展の礎ともなる重要なものです。 このような観点から、海の恩恵に感謝し、海を大切にする心を育てることを目的に、海の日を国民の祝日にすることとしたものです。また、この日は当初7月20日でしたが、これは、既に海の記念日として永年にわたり国民に親しまれているからとされていました。
「海の日」に関する詳細は、 ▸ 公益社団法人日本海事広報協会 公式サイトへ
多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
敬老の日は、昭和41年の祝日法改正により設けられた国民の祝日です。 敬老の日は、多年にわたり社会に尽くしてこられたお年寄りの方々に感謝するとともに、老後の精神的な安定を願い、国民の祝日にすることとしたものです。また、この日は当初9月15日でしたが、これは、昭和26年以来十数年にわたり、「としよりの日」として全国各地においてその趣旨にふさわしい行事が行われており、また、昭和38年に制定された老人福祉法において、「老人の日」として9月15日が定められていることなど、この日が広く国民の間に浸透しているからとされていました。
スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。
体育の日は、昭和41年の祝日法改正により設けられた国民の祝日です。体育の日は、国民がスポーツに親しみ、その精神を通じて健康な心身をつちかって、明るく住みよい社会を建設することを願い、国民の祝日にすることとしたものです。また、この日は当初10月10日でしたが、これは、昭和36年に制定されたスポーツ振興法において、「スポーツの日」として10月の第一土曜日が定められていることを尊重し、あわせて成功をおさめた昭和39年のオリンピック東京大会を記念し、その開会式の日を選んだものとされていました。
祝日に関する詳細は、 ▸ 内閣府公式サイト:「国民の祝日」についてへ
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