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更新日:2023年12月22日
JATA社会貢献員会は2022年10月20日と21日の2日間にわたりJATAが行う被災地復興支援活動の一環として福島を訪れ、2023 年に本格開通を目指し整備が進められている「うつくしま浜街道トレイル(仮)※1」やホープツーリズムとして「福島第一原子 力発電所」、「処理水現場」などの視察、地元関係者と意見交換を行いました。この活動は、昨年度、総括した「JATAの道 プロジェクト※2」に替わるもので、うつくしま浜街道観光推進会議をはじめ地元関係者、経済産業省資源エネルギー庁、国土 交通省観光庁協力のもと実施し、視察には会員会社14社、25名が参加しました。視察内容につきましては、「うつくしま浜街道 (仮)トレイル」視察実施報告にも掲載しています。ぜひご参照ください。
※1東北復興のシンボルとして環境省が整備した東北太平洋沿岸地域のロングトレイル「みちのく潮風トレイル」の延伸を目指し、浜通り地方の13市町村 (新地町~いわき市)、福島県観光物産交流協会、みちのくトレイルクラブ等が連携し整備を進めるトレイルルート(福島県相馬から勿来までの全長約205Km。 2023年本格開通予定)です。 ※2 JATAは2014年に「JATAの道プロジェクト」を立ち上げ、会員会社の社員と「みちのく潮風トレイル」の視察を重ね、当該地域と連携を深めながら観光 素材を調査してきました。会員会社ではトレイルや周辺地域の観光素材を組み込んだツアーの商品化により復興に向けた地域経済の振興に寄与してきました。 同プロジェクトは、立ち上げより7年続き、本年、2月に総括として宮城県名取市 トレイルセンターを訪問し幕を閉じ、延べ531名が参加しました。
「発電所敷地内に設置されている線量計」
「福島第一原発発電所 視察」
「うつくしま浜街道トレイル(仮)」
読者のみなさまへ 2014年から行っている当復興支援活動は、旅行業界ならではの活動として、また東北を忘れないという想いも込めて続けています。実際に福島を訪れ、進む復旧と復興の状況を目にし、あらためて震災の脅威を感じるとともに、自身の震災当時の記憶が風化しつつあったことに気づきました。参加者からも福島県に多くの方々に来ていただく意味や意義を再認識できたといった感想をいただきました。地震・津波、原発事故、風評被害といった複合災害を経験した福島だからこそ感じられるものがあります。百聞は一見に如かず、ぜひ、みなさまにも訪れていただき、実際に見聞きした復旧・復興の歩みを地域の魅力とともにお客様にご案内いただきたいと思います。JATAでは、他にも自然災害の被災地に向けた義援金募集や会員会社が参加するボランティア活動等を行っています。今後も、多くの会員会社の皆様と一緒にさまざまな活動にチャレンジしていきたいと思います。こんなことはできないかといったご意見、ご要望がございましたら、ぜひともお寄せください。
「JATA総務・広報部 社会貢献委員会 担当: 齊藤 祐子」
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