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更新日:2023年02月10日
2015年に発表しご好評を得た「ヨーロッパの美しい村 30選」 に続き、2017年に発表した「ヨーロッパの美しい街道 20選」を抜粋・再掲いたします。 移り変わる時代のニーズに即応する商品造成企画のご参考、一助となれば幸いです。
※「ヨーロッパの美しい街道 20選」は、JATA会員会社から広く募集した21か国73点の推薦街道・道の中から、JOTC促進協議会で13か国20点を選定して発表したものです。(2017年実施・選定)
2023年2月 JOTC事務局
シュタイヤマルクの「りんご街道」
国名 : オーストリア(シュタイヤマルク州)
概要 : オーストリア南東部、シュタイヤマルクの州都グラーツに近いグライスドルフとプッフ・ベイ・ヴァイツとの間、約25キロを結ぶ「りんごの道」。州東部の丘陵地帯を通り、街道沿いの伝統的な農家や牧歌的な村々、そして静かな森林地帯が、絵画的な風景を形成している。4月の終わりに「りんご祭り」が開催されている。
写真 : © Walter Schneider
朝もやのブリューゲル街道
国名 : ベルギー(ブリュッセル近郊)
概要 : ブリュッセルの南西10~30キロの郊外に広がる「ブリューゲル街道」は、ネーデルランド美術史を代表する16世紀の画家ブリューゲルが描いた場所をたどる全長45キロのルート。ここにはブリューゲルが愛したフランダースの原風景が広がっている。 ブリューゲルの没後450年にあたる2019年に向けて、ぜひ訪れたい街道である。
写真 : © Luc Bohez/ベルギー・フランダース政府観光局
アマルフィ海岸の絶景を眺めながらハイキング
国名 : イタリア(カンパニア州)
概要 : アマルフィ海岸の上、標高550メートルにある全長6キロのハイキングルート。ほぼ平坦な道のりで、初心者でもハイキング可能。眼下にアマルフィ海岸の絶景、遠くにカプリ島も望める。所要時間の目安は約3時間。トキワガシ、ローズマリー、ツツジ科の花、ヒースなどの植物などが出迎えてくれる。
写真 :© MIKI TRAVEL ITALY
湖畔に佇む街ラッパーズビルの巡礼者の道
国名 : スイス(ラッパーズビル)
概要 : ラッパースビルは、中世の街並みが残るチューリッヒ湖東岸の街。古くからサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼者が行き交った。ハプスブルク家が建造した841メートルの長さを誇る木製橋が湖を渡り、「聖ヤコブの道」として知られている。 5月から9月にかけて美しく咲き誇る「バラの街」としても人々に愛されている。
写真 :チューリッヒ観光局
船上からルガーノの街並みを一望できる
国名 : スイス、イタリア(主にグラウビュンデン/ティチーノ)
概要 : サンモリッツからティチーノ地方までを結ぶ、南国ムードが楽しめる国境越えルート。車も入れない途中の小さな村には、狭い坂と石畳の路地や階段が続くロマンチックな雰囲気が漂っている。最後はアルプスの山々を結ぶ道。
写真 : © swiss-image.ch / Charly Tscharner
世界遺産聖三位一体柱
国名 : チェコ(ボヘミア地方)
概要 : チェコがボヘミアとモラヴィアに分かれてた10世紀、両国の貿易地点として重要な役割を果たしたのがリトミシュル。当時の貿易街道は現存していないが、その要所となったプラハ、リトミシュル、オロモウツの3都市は世界遺産に登録されている。 リトミシュルからオロモウツへ向かう際に利用する442号線は、左右に草原が広がる「Scenic road」として知られ特にお勧めである。途中、時間に余裕があれば世界遺産の聖バルボラ教会があるクトナーホラに立ち寄ることもできる。
写真 : © Czech Tourism / Pavel Frič
見ごたえのある観光街道
国名 : ドイツ(シュヴァルツヴァルト)
概要 : ドイツ有数の温泉地バーデンバーデンから、カッコー時計で有名なトリベルクまでの「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」を抜けるドイツの観光街道である。黒い森の雄大さと可愛らしい木組みの町の両方が堪能できる。 バーデンバーデンからムンメル湖への道のりは、大変見応えある高原ルートとなっている。また、ドイツ最大の滝とカッコー時計で有名なトリベルクは、小さな町並みがとても可愛らしく散策にお勧め。
写真 : © Hochschwarzwald Tourismus GmbH
中世の街並みがカタルーニャの残る美しい村
国名 : スペイン(カタルーニャ)
概要 : 人気のバルセロナ周辺に点在する、中世の街並みが美しい村を周遊するルート。トッサ・デ・マールやパルス、ペラテリャーダ、カステルフォリット・デ・ラ・ロカ、ルピットなどのフォトジェニックなシーン満載の小町を巡る。起点はバルセロナだけでなく、ジローナやビック、パラドールがあるカルドナなどに宿泊した周遊コースにもアレンジができる。
写真 : © スペイン政府観光局
丘の上のアルカラ・ラ・レアル
国名 : スペイン(アンダルシア)
概要 : カリフの首都コルドバとナスル朝のグラナダを結ぶ、スペインの歴史が感じられるルート。 プリエゴ・デ・コルドバやアルカラ・ラ・レアル、モクリンなど個性的な美しい街が集まる。アルハンブラとメスキータも「カリフ王国」でくくってテーマ性を持たせ、コルドバで始まりグラナダで終わると、イスラムの盛衰が感じられる。
丘陵地帯を彩るラベンダー畑
国名 : フランス(プロヴァンス地方)
概要 : プロヴァンス地方の代名詞でもあるラベンダーをテーマにした街道。大きく分けて6つのコースがあり、観光や移動手段も車や自転車から徒歩まで様々に対応が可能。周辺の香水工場と組み合わせたり、さらに画家を辿るコースや美食と広がりのある素材でもある。ラベンダーが一面に咲き誇る圧巻の風景と、さわやかな香りで春のプロヴァンスの魅力を訴求する。
写真 : © HOCQUEL Alain / Vaucluse Provence
一幅の絵のような佇まい
国名 : フランス(セーヌ川流域)
概要 : パリからルーアンにかけて広がるセーヌの絵画的な美しい風景に着目したルート。モネが幾度もの引越しの末に落ち着いたジベルニー、風車のレストランがあるフルジュ、高台からセーヌが一望できるガイヨンやレザンドリなどには、この風景の美しさを知る先人の遺産が点在している。浮世絵で感性を育んだ日本人の心にも沁みこむ場所である。
写真 : © Rouen Normandie Tourisme & Congres / JFLange
蝉が幸せの象徴、プロヴァンスを巡る道
国名 : フランス(プロヴァンス)
概要 : 蝉は「幸せのシンボル」や「美の守り神」として知られるプロヴァンス地方。この街道は、エクス・アン・プロヴァンスを中心に、蝉が羽を広げたような形をなぞったルートである。右羽にはこの地方の美しさが詰まった村々が点在。その村にあるカフェのテラスや公園のベンチに座ってそっと目を閉じ、何もせずにそのパワーと風を満喫する。
別名「美食街道」
国名 : クロアチア(イストラ半島)
概要 : クロアチア北部のイストラ半島は、イタリアの食文化の影響を強く受けたグルメ地域で、特にトリュフ、オリーブ、ワインの三味(さんみ)で知られている。ブドウ畑や小さな町の眺めが美しいこの街道では、クロアチアが誇るワイナリーや、ギネスに載るほど大きなトリュフを採ったことで有名なレストランを巡り、イストラ半島の特産品である「トリュフ」「オリーブ」「ワイン」の3つの味を堪能したい。
写真 : © Croatian National Tourist Board/ Sasa Halambek
プリトヴィツェ湖群国立公園
国名 : クロアチア、ボスニア
概要 : 「エメラルド色」をキーワードに、クロアチアとボスニアにある3つの国立公園を巡るルート。 人気の「プリトヴィツェ湖群国立公園」から、日本ではまだ知名度が低く穴場的なボスニアの「ウナ国立公園」、17もの小さな滝が美しく連なり、デトックス効果も期待できる「クルカ国立公園」まで、エメラルド色の水面とマイナスイオンたっぷりのルートである。
写真 : © Croatian National Tourist Board / Davor Rostuhar
ハダチョニから遠くに見えるバラトン湖
国名 : ハンガリー(バラトン・ハイランド)
概要 : 変化に富んだ景観と自然の恵でユニークな文化を育んできたバラトン・ハイランド地方の道。ハンガリーで2番目に古いベネディクト派修道院があるティハニや、カーリとタポルツァの特徴ある2つの盆地、フェシュテチッチ家のバロック宮殿があるケストヘイや、天然の温泉湖で有名なヘーヴィーズを巡る。ケストヘイでは、夏に音楽祭も開催されている
写真 :© Balaton felvidék Badacsony BFNPI Archivum
海に面したピッゾの風景
国名 : イタリア(カラブリア州)
概要 : ヨーロピアンの間で休養地として人気が高まっているカラブリア州は、豊かな自然や歴史遺産などの見どころがたくさん詰まった「イタリア最後の宝石箱」。その歴史をギリシャ時代にまで遡るワイン、辛みとコクのある唐辛子を加えたしらす料理やイチジクなどのグルメな要素も満載。まさに”カラフル”な魅力が満喫できる。
写真 :© fototeca ENIT Vito Arcomano
世界遺産の干拓地ベームスターに続く道
国名 : オランダ(ベームスター)
概要 : 17世紀に干拓が行われたオランダ最古の干拓地ベームスターとお花畑の道。今も17世紀当時の景観を保つベームスターは、ユネスコ世界遺産に登録されている。南東部を中心に園芸が盛んに行われ、春になると一面の花畑が広がる。 オランダ王室御用達として世界的に有名な「ベームスターチーズ」も味わえる。
写真 :© オランダ政府観光局
エーゲ海とオリーブの恵み道
国名 : トルコ(イズミル近郊)
概要 : イオニア古代都市がひしめくイズミル県西部、白壁と石畳が美しいアラチャトを中心とする「エーゲ海オリーブ街道」。アラチャトで毎年4月に「ハーブフェスティバル」が開催されているほか、付近にはアナトリア最古のオリーブ工房跡がある「クラゾメナイ遺跡」や、トルコ初のチッタスロー「セフェルヒサル」、美酒の神を祭った「テオス神殿」などの見どころが多数点在している。
写真 :© トルコ共和国大使館・文化広報参事官室
北ウェールズのペンリン城に続く道
国名 : 英国(北ウェールズ)
概要 : 「ヨーロッパの美しい村30選」のコンウィ村と世界遺産コンウィ城を中心とする北ウェールズの主要観光スポットを網羅したルート。世界遺産と4つの城(鉄壁の古城のリング)が含まれているほか、山岳地帯から遠浅の海、森林、パワースポットなどの絶景から、ウェールズ独自の伝統文化、さらにナチュラルな採れたて逸品も味わえる。
写真 :© National Trust
丘の上にそびえ立つブロードウェイタワー
国名 : 英国(イングランド、ウェールズ)
概要 : ラグビー発祥地からラグビー・ウェールズ代表の聖地カーディフまでの、英国随一の美しさを誇る田園風景を持つ街道。英国を代表する劇作家シェイクスピアの故郷ストラットフォード=アポン=エイヴォンをはじめ、絵本からそのまま飛び出してきたような可愛らしい村々が点在するコッツウォルズ地方では、ブロードウェイとチェルトナムが含まれている。
写真 :© VisitEngland / Rich Thrift
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