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更新日:2023年11月09日
JATAでは2001年7月1日~30日まで、「自然に親しむ旅行」をテーマに、第2回エコツーリズム調査を実施いたしました。今回の調査は、東京都(杉並区、世田谷区)に居住する約6、000世帯の近畿日本ツーリスト株式会社・クラブツーリズムの会員の方を対象に無記名アンケートの形態を取りました。有効サンプル数は519名で、中でも調査対象である45歳以上の中高年の方471名の協力が得られています。
この調査の大きな目的はアンケートの具体的数値を提示することによって、旅行業界全体に、市場が拡大傾向にあることを理解してもらい、エコツアーの取り組み・商品造成、販売促進に役立てようとするものです。特に、今後拡大が予測される中高年の、エコツアー・マーケットにおける潜在的な存在を具体的なアンケートによって探り、そのアウトラインやニーズを検証しようと試みました。
アンケート調査にあたっては、エコツアーという名前を出さず、サンプルの「母集団」を中高年(45歳以上)に設定しました。主な調査項目とその結果は次の通りです。(今回のエコツーリズム調査報告はJATA2001トラベルマートにおいて行いました)。
プロフィール項目[無記名、回答選択式] 性別、婚姻、年令、職業(退職を含む)、最終学歴、昨年1年間の1泊以上の旅行回数、旅行同伴者、希望する旅行の種類と希望同行者、現実的な希望旅行期間、旅行を動機付ける情報源、旅行情報入手源、インターネット利用率、エコツアー関連項目
▸ 「自然に親しむ旅行」は中高年旅行市場の共通指向。 ▸ 中高年旅行市場では既にエコツーリズムを受け入れる基盤が成立。 ▸ 生態系への理解は生態系を学ぶことことに始まる。中高年は学ぶことが楽しいセグメント。 ▸ 「自然に親しむ旅行」に「適当なツアーがない」 ▸ 一日4時間・10キロメートル程度の徒歩。 ▸ 55~64才の年令層が中高年エコツアーのコアセグメント。 ▸ 同好者の組織化とその拡大。 ▸ エコツアーは連泊国内旅行、長めの海外旅行促進の旗手。 ▸ エコツアー普及促進活動と旅行会社の商品化が必要。 ▸ 情報普及にインターネットを活用する。
1) 「自然に親しむツアー」への関心度 中高年旅行市場の主流は「自然に親しむ旅行」がキーワード
2) 参加希望を持つ「自然に親しむツアー」の種類 「自然を身近に感じ観賞する旅」、「自然の中での癒しの旅」が中高年に最も親しまれている旅。 現在の一般的に認識されるエコツアーの市場規模は全体の約30%。中高年旅行市場の90%以上が「自然に親しむ」旅行を 求めている。
3) 「自然に親しむ旅行」への参加阻害要因 「時間がない」「体力的に自身がない」「適当なツアーがない」が三大阻害要因。
4) 中高年旅行者のエコツアー参加体力度 午前と午後にわけて一日10キロメートル程度の平坦地の徒歩なら65%の人が大丈夫。 市場性の高い65才以上のセグメントに対しては、体力を考慮した配慮が必要。
5) 「自然に親しむ旅行」専門ガイドの要求度と望まれるエコロジーに関するガイダンスの深度 自然に親しみ、鑑賞・観察するツアーは、解説ガイドの同行が望まれている。 誰にでも理解できる平易な言葉で、関連する事象を含めた広範囲な説明が望まれる。
6) 「自然に親しむ旅行」でのエコロジーを学ぶことの楽しさ認識度 「自然に親しむ旅行」でエコロジーを学ぶことは旅を楽しむ重要な要素だと認識されている。 年令階層が高くなるにつれ、学ぶことが旅行の最大の楽しさとの認識が高くなる。
7) 生態環境の保全に対する意識度 自然に親しむ旅行では、自然環境や生態の保護・保全を意識するのは当然と考えるのが中高年旅行者のコンセンサス。 保護・保全のための規則の遵守、自制・自律の概念も高く認識されている。 中高年の旅行市場では、エコツーリズムを受け入れる概念基盤が基本的に成立している。
(資料3)
所属するクラブツーリズムの機関誌・会報を除外すると、最も旅行を動機づけるメディアは新聞とテレビの一般媒体。 購買行動を起こすための具体的な旅行情報は「旅行会社のパンフレット」と「旅行ガイドブック」から。
中高年市場において旅行情報入手にインターネットを利用する割合は全体の16.6%。 ただし、年令層の違いによって大きく利用率が異なり、年令の低いほど利用率は高い。 45~54才の年令層では35.3%と高率を示し、メディアとして活用できる状況と言える。
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